008_Glass Flower(King & Prince)
こんばんは!おはようございます!こんにちは!
今日は2020年5月23日(もうすぐ日付変わるけど)。さっそく…
King & Princeデビュー2周年、おめでとうございます!!!!
私は2019年8月ごろからのファンなので、こうして記念日を初めて祝えることが本当に幸せです。これからも、たくさんの活躍を楽しみにしています。
さてさて今日は、キンプリ初のバラードです(バラードの定義にもよりますが、おそらく)。これが彼らの新しい一面を見ることのできる、本当にとんでもない名曲でして。
正直私の言葉で邪魔するのがはばかられるくらいなのですが、かまわずレビューしちゃいます(笑)
それでは参りましょう。
【基本情報】
アーティスト名:King & Prince
曲名:Glass Flower
作詞:miyakei
作曲:Jongsung Yoon / Taehoon Lee / youwhich
編曲:Jongsung Yoon / Taehoon Lee
発売:2018/10/10
(シングル「Memorial」通常版収録)
【歌詞と歌割りと実況中継】
平) Oh… まだきっと またずっと…
Oh...だけで見事に曲の雰囲気をつくりあげてます紫耀くん。素晴らしい…!!
このイントロ、5小節目からの盛り上がりで既に泣けるから、とんでもない。
岸) 花が咲いたよ ふたり育てるはずの
平) 夢は眠ったよ
平・上ハモ岸)不思議なくらい 違和感もない
もはや素晴らしすぎてコメントしづらいです。Lover's Delightの時も同じようなこと言ってたけど、1つのパートをきしひらが分ける歌割りは素敵すぎる。紫耀くんの情感あふれる歌声と、岸くんの繊細な上ハモが合わさって、心に直接響いてくる感じ。この人達、本当に凄い…
髙) 乾いた喉は あなたをもう呼ばない
かいちゃんの声って、第一印象はパッと明るくて存在感のある声だなーって感じだったけど、こういう切ない表現も本当に上手でびっくりしちゃう。本当に表現の幅が広いです彼。
キンプリちゃんってみんな語尾まで丁寧に歌える稀有な人たちの集団なんですけど、この「呼ばない」の語尾も例に漏れず格別です。
岩) 加工されたGlass Flower
永) 二度と褪せないけど
岩) 生まれ変わる事を拒んで
永) 時を止めてる
Bメロになった時に、楽器も増えるし、歌詞の量も増えて(要するにテンポは一定でも少し早口になる)静かだけど盛り上がっていくのが良い。玄樹くんと廉くんが交互に歌うこの歌割りも、切なさを助長させていて良い。
神) Bright 正しい終わり方を
誰も知らない
綺麗すぎるファルセットの「Bright~」 と、エッジがしっかり効いた「正しい終わり方~」のギャップが凄まじくて聴くたびに惚れちゃうんだけど、神宮寺勇太くんってほんと、何者!?
平) もう二度と思い出さないよ
岩) 咲くより散るよりも
岸) 綺麗に枯れていきたい
永) あなたはきっと言うから
全) まだきっと またずっと
神) 不自然に飾られるように
全) まだきっと またずっと
髙) あなたを想うくらいなら
これ音楽史に残る名サビだと思んです…だってこんな…1小節ですよ…1小節ごとに歌う人が変わるなんて…こんなサビあたしゃ聴いたことないよ…
しかもまったくもって耳が疲れないどころか、おそらくユニゾンで歌うより魅力が増してる。まず、歌ってみればわかるけど、曲がそもそも6人で変わりばんこに歌うことを想定して設計されているのがすごい。まさにキンプリちゃんのための曲なんです。
畳みかけるような、前の人にかぶせていくような歌い方が曲の世界観にマッチしていて、本当に素晴らしい。6人とも声の個性を殺さずして、ここまで調和させているのも本当にすごい。
とにかくすごいとしか言いようがないサビ。最後のかいちゃんの「あなたを想うくらいなら」でとどめを刺されて涙腺が逝きます。サビ終わりのストリングス→ピアノのパーツで盛り上がったところを一気に冷まして2番につなげるところがお洒落で大好きです。
髙) 月が上がるよ ふたりだけで見つけた
神) 星は隠れた
神・上ハモ髙)終わる事ない 瞬きはない
1番にはない打楽器(手拍子みたいな音と、鈴みたいな音)が加わって夜の雰囲気が出てます。「あなたを想うくらいなら」で片鱗を見せてた、かいちゃんの綺麗すぎるファルセットが上ハモでハチャメチャに発揮されてるのが良い。
岩) 閉じた瞳じゃ あの星座は見えない
この玄樹くんのパート、本当に切なくて…辛いことがあって、ぎゅっと目をつぶってしまっている様子が目に浮かぶような、そんな感じ。
平) 光まとったGlass Flower
岸) 綺麗に咲いたって
平) 照らされないと輝けなくて
岸) 色を失くすよ
1番もきしひらだったのに、2番もきしひらとは…!?こんなに私得にしてしまって大丈夫なのかこの曲は。
ちょっと歌詞に触れるのが遅くなっちゃったんですけど、ここらへんで歌詞の深みが増してきてます。「照らされないと輝けない」のはもちろんGlass Flower、ガラスの花のことなんだけど、それに加えて1つ前のAメロの歌詞に出てくる「月」も、太陽の光がないと輝けないものだから、この歌詞に掛かってくると思う。要するにGlass Flower=月。そして「月」に対応して出てくるのが、自ら発光する「星」。星の瞬きには終わりがあるし、ときに月の明るさに隠れてしまう。うーん、星は何を表しているのか…(いろいろ考えたけど結局分からなかった)
永) Blind あの空の青さえも
映し出せない
「Blind」はAメロにある「あの星座は見えない」ってところと対応してる歌詞。文字数の都合かもしれないけど、「あの空の青ささえも」じゃなくて「あの空の青さえも」という表現になっているのが、とても詩的でお気に入りです。
神) もう一度忘れてしまおうと
髙) 咲かせて散らしても
永) 欠片も愛しいままで
岸) どこまでも透き通る
全) まだきっと またずっと
岩) 不器用に目を塞ぐのは
全) まだきっと またずっと
平) あの日を想ってるから
歌う順番が変わってもやっぱり惚れ惚れするような美しいサビです。
またまた歌詞の話。「欠片も愛しいままで どこまでも透き通る」ってGlass Flowerのことよね…?この主人公はGlass Flowerが好きなのか嫌いなのかわからなくなってきた…
しかも「瞳を閉じたらあの星座は見えない」ってネガティブにとれる文面で語っていたはずなのに、「あの日を想ってるから不器用に目を塞ぐ」ってすこしニュアンスが変わってきてる。平たく言うと過去から抜け出せないってことなのかしら。そうすると主人公にとっての過去の恋=Glass Flowerということ?うーん難しい。
紫耀くんの「想ってるから」の最後のビブラートがあまりにも綺麗。
神) Woo… Yeah…
ここのギターソロとコーラスの組み合わせ、本当に綺麗で最高。
岸) 着色されて永遠を手にする
岩) 美しい悲しみはいらない
髙) 乾いて褪せて朽ちて行け
平) あるがままの記憶
2番でもあったけど、一度登場した言葉を形を変えて再登場させるところがお洒落だなあと思ってて。「乾いた喉」、「二度と褪せない」って1番に登場したパーツがここで「乾いて褪せて朽ちて行け」でまとめてあるの、言葉の使い方がとても綺麗だなって思います。
この部分も解釈が難しくて。過去を美化して綺麗にして永久保存して、その綺麗さゆえに嘆くのではなく、過去の記憶を大切にしつつも、自然にあるがままに乾き、褪せ、朽ちていくのを静かに見守ろうと決意した、そんなように私は解釈しました。
岸) もう二度と思い出さないよ 永)(Yeah…)
平) 咲くより散るよりも
髙) 綺麗に枯れていきたい
神) あなたはきっと言うから
全) まだきっと またずっと
岩) 不自然に飾られるように
全) まだきっと またずっと
永) あなたを想うくらいなら
コンサートの演出で、ラスサビの直前に2小節かな?足してるの本当に天才だと思うんですよね。足してるバージョンの音源も欲しい。
ここの神くんの「あなたはきっと言うから」がとても好き。ていうかキンプリちゃんの歌う歌詞の二人称が「あなた」なのが本当に良いです!!!!
全) まだきっと またずっと
髙) Woo… Yeah…
この曲廉くん、かいちゃん、神くんの3人がWoo.. Yeah..みたいな絶唱系のパーツ持ってるんですけど、みんな違った良さがあってすごい。こういうのグループでひとり上手な人がいる、くらいが普通だと思うから。みんなが当たり前のようにできるの本当に凄い。
全) まだきっと またずっと
神) あなたを想うくらいなら
全) まだきっと またずっと
岸) またずっと…
お気づきですか…紫耀くんで静かに始まったこの曲…岸くんで静かに終わるんです…ちなみにCメロは岸くんで始まって紫耀くんで終わっているんです…これは例え偶然だとしても、良い……
【Best 岸くんパート】
(岸くんが好きすぎて、単純にベストパートにしちゃうと毎回岸くんになってしまいそうなので、岸くん部門を分けることにしました。)
"不思議なくらい 違和感もない" (紫耀くんの上ハモ)
まさかのハモり部分を選出。ここ初めて聞いた時は衝撃でした。私の中でアイドルの概念が完全に変わったって感じ。
しかもスタジオ録音だけじゃなくて、ライブの生歌でも繊細な美しさを保ってるのが本当に凄いんです。岸くんあなたは本当にすごいよ……
【My Favorite パート】
(こっちは、曲全体の中でお気に入りのパートを紹介します!)
"あなたはきっと言うから" By神くん(ラスサビより)
この曲で好きなパート選べとか、無理すぎる。(自分から書いといて謎にキレるやつ)でもここの神くんは本当に格別です。上でも言ったけど「あなた」という二人称が良い。
【総括・あとがき】
今回は歌詞についての内容が多くなりました。この時点では初のバラードになっていて、歌詞もとにかく深いです。今後も探求し続けていきたいと思います。
国語の教科書にこれが載ってたら、もっとまじめに授業受けたのにな~(笑)
何度も同じこと言って申し訳ないのですが、King & Princeの6人は本当に声が良くて歌が上手です。それだけで十分すごいのに、加えて声の相性が奇跡的に良いです。この曲のサビのような、ごまかしのきかないところにその良さが表れていて、聴くたびに感動します。
あと2019年のコンサート映像を見て、彼らは本当に素直で美しい感性を持っているなと思いました。だってみんな泣きそうになりながらこの曲を歌っていたじゃないですか…岸くんに至ってはもう泣いてたし…
本人たちも「この曲は(気持ちが)入っちゃう」といった趣旨の発言をしていて。悲しい曲を歌うときは、特に意識しなくても素直に悲しくなれる人たちなんだな、と気づきました。それって表現者としてものすごい強みだと思うので、これからも彼らに期待です!
それにしても、あの素晴らしい演出を神くんとかいちゃんが中心になって完成させたというのも素晴らしいですね。これからも彼ら自身が携わった演出が見られると思うと、とっても楽しみです。
次回はいよいよシングル「Memorial」最終回。「愛のすべて」をレビューします。それではまた!
あ…でも最後に…
King & Princeデビュー2周年本当におめでとうございます!!!!