あの夜かもしれないね

King & Princeあれこれ。

光を浴びてこのまま (岸くんへのラヴ・レター)

2020年12月15日、18時0分。

帝国劇場、2階K列50番。 

DREAM BOYS 夜公演。

 

わたしは初めて、岸くんを生で見た。

 

岸くんの歌が好きで、それをきっかけにKing & Princeのファンになってから1年半ほど。

年末年始公演で座長として舞台に立つWゆうたをどうしても生で見たくて、徳を積むために毎日ゴミを拾ったり、クレジットカードをたくさん作ったり(今思えば、マジで審査引っかからなくてよかった)、できることはなんでもやったつもり。

その努力が功を奏して、なんとかチケットが当たり、その日私は帝国劇場にいた。

 

初めて足を踏み入れた劇場は、思った以上に風格があって、そのとき一人だった私は少し怯えたけど、私の応援してる人は、この劇場で2か月間主役を張るんだぞ!!って謎に勝手に誇らしい気持ちになった。

席は事前にわかっていて、2階のいちばん後ろから3番目、上手側端から5番目という、なかなかの端っこ。でも全く気にしていなかった。見られるだけで十分すぎるくらい嬉しい。しかも今日は帰ったらI promiseの開封式もある(フラゲ日)し。とにかくご機嫌。

 

2019年のDREAM BOYS関連のワイドショーをちらっと見たくらいで、私は岸くんがミュージカルで歌う姿をほとんど知らない。

でも、岸くんのミュージカルは最高なはず!っていう謎の自信はあった。

まず声質。岸くんの声は本当にバランスが良い。まっすぐ前に飛んでいく地声と、上や後ろに広がっていく裏声、常に両方の性質をちゃんと持っていて、広い場所で響き渡る声。

それに表現力。岸くんが歌うと自然と感情がのるのは不思議で仕方ない。歌がそのまま台詞になるミュージカルにおいて、その才能は最強の武器だ。

ダンスもそう。全身を大きく綺麗に使ったダンスはきっと舞台で映える。

すべてがミュージカル向き、舞台向きだ。

中学生くらいの時に、山崎育三郎さんのファンである母親に連れられて何度もミュージカルに連れていかれた私の眼は正しいはず。

さてさて、舞台での岸くんはどんなかな??

期待いっぱいで待っていると、あの特徴的なチャイム(?)が流れて、あっという間に幕が開けた。

 

West Side Story感のあるボクシングのシーンから始まり、

オープニングのNext Dream。

Woo~ってみんなが歌いだした瞬間、一気に夢の世界に。

そういえば私、ジャニーズ初現場だ…!!(今さら?)

こんなにも華やかなのか…こりゃすごい…こんな夢みたいな空間が日本にあったなんて…!!!!!

 

そしてWゆうたのソロ。

走れ この瞬間を

始まっていく時 つかまえにいく

岸くんが歌ってる!!!!!!って、もう感動しかなかった。

歌う岸くんは、私の期待を遥かに上回る光を放っていた。

私が座っていた端の席まで、輝きは充満していた。周りの人がみんな持っているのを見て、やば、オペラグラス要るんだ…忘れたわ、って思ってたけど、全然必要ないじゃんって思った。岸くんの表情が輝いているのが、手に取るように分かった。眩しいくらいだった。

もうここからは夢中で、華やかで、苦しくて、でも夢のような世界に飲み込まれていった。

 

岸くんに一番度肝を抜かれたのは、DEATH SPIRALの下の一節だ。

(記憶頼みなので歌詞間違ってたらごめんなさい!!)

みんなが僕を 疑い続ける

右も左も 上も下もないんだ!

何が見える?

そこにあるのは絶望

変えられない運命(さだめ)

信じられない。こんなに美しい「絶望」がこの世に存在していいの?

純度の高い絶望は、こんな輝きを放つものなの?こんなに、希望に似ているものなの?

全てを引き受けようとしているユウタの、強さ、美しさ、弱さ、、全部全部が、このたった12小節に詰まっていた。怖いくらいだった。

たくさんの不気味な人形たちに囲まれたシーンから一転、ここは綺麗なグリーンの光に照らされて、ユウタただ一人が歌い上げていた。

 

この一節を目撃した瞬間、私は、岸くんの生きる場所はここなんだ、と感じた。

テレビがダメとか、コンサートがダメとか、そういう話じゃない。岸くんはどこにいても輝きを放つし、人を笑顔にするし、いっぱい幸せを降らしてくれる。

でも、あんな凄いものを見せられてしまったら、ここ、帝国劇場の舞台の真ん中、ここが彼の生きる場所なんだ、彼はきっとここで生きて行くんだ、そう感じるしかなかった。それくらい、圧倒的だった。

わたしは舞台に立つ岸くんをずっと見続けていたい、心の底からそう思った。

 

緊迫感溢れる力岸(リキシ)のパフォーマンスの後は、Nightmare。これも語らないわけにはいかない…!

オルゴール調の少し不気味な前奏(まじでクセになる)から、1番まるまる、ユウタたった一人でステージに立っていた。

岸くんの歌声だけでなく、美しいダンスもまるまる一曲堪能できる夢のような曲。

 

あとから思い返すと、あのステージの真ん中で、たったひとりで歌って踊るってどんな気持ちなんだろう。寂しくないのかな、怖くないのかな。

私と比べるのもおこがましい話ではあるが、岸くんと私はほぼ同年代。それに一応同じ人間のはずだ。(人間性がすばらしすぎて天使さん疑惑はあるけど)

でもぜんぜん想像できない。

あの場所で歌うことを許されている岸くんは、「今」のために、どんな想像を絶する努力をしてきたんだろうか。きっと数えきれない犠牲だって払ってきただろう。

色々考えると涙が出てくる。とにかく岸くんの人生全てに、心からありがとうという気持ち。(まったくもってまとまらない。)

 

語りだすと止まらない。最後まで飛ばす(強引)。

 

涙腺の強さに割と定評がある私(何の話?)が、涙を我慢できなくなる瞬間。

それは最後、「ユウタ」が「岸くん」に戻るあの瞬間。

カーテンコールで、白い衣装に着替えて出てくる瞬間。

みんな堂々と歩いて登場するのに、岸くんは下手袖から走って、出てきた…!!!

それが好きすぎる。誰か分かってほしい。

岸くん以外のキャストの皆さんが出そろってすでに十分華やかなステージが、さらに一段と、ぱあっと明るく、あったかくなる。あの光景はきっと、岸くんの人間性を象徴しているんだろうと思う。

走って出てくるのは、どうしてなんだろうか。気を遣いすぎるほど気を遣ってしまう岸くんのことだから、何か(終演時間…?)に配慮したランなのだろうか、走りたいから走っているだけなのか、真意のほどは分からない。

でもあのタイミングで走ってくる岸くんが大好きだ。

あの場面を見た時、好きだ!!!!と思った。岸くんを初めて生で見たのが、DREAM BOYSの舞台で本当によかった!!!!!と思ったし、岸くんへの感謝で溢れた。

 

端っこの席にも、岸くんが降らしてくれた幸せは、いっぱい、いっぱい届いてたよ、ありがとねって伝えたい。

岸くんが生きるユウタは、本当に綺麗すぎるくらい綺麗で、岸くんたちがつくりあげたDREAM BOYSって舞台は、残酷だけど輝きに満ち溢れてて、眩しくて、素晴らしいよって伝えたい。

 

色々言いましたが、まとめると、とにかく岸くんが好きです。

舞台で生きる岸くんが大好きです。

これからもいっぱい、見たいです。

2020/2021年のDREAM BOYSもあと少し。

どうか全ての人がすこやかで、笑顔で、千穐楽を迎えられますように。

 

最後に、Next Dream の歌詞の一節があまりにも岸くんにぴったり、と感じたので、引用して終わりたいと思います。

 

まっすぐ前を見つめてごらん

光を浴びてこのまま

果てなく続くこの道の上に

足あと残していく

 

 

あとがき!

脈絡も何もなくて本当にすみません!!!!!!!

とにかく感動を残しときたくて、こんな感じになっちゃいました。。
信じられないくらい読みにくいと思う…

もしここまで読んでくださった人いたら心から感謝します…!!!ありがとうございます!!!!!

 

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